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auの定額プランを考察する

DoCoMoに続いてauの方も390円からの安い定額プランを開始するそうですね.下限をそんなに安くしたって誰も得する事は出来ないしすぐに390円なんて突破するだろうよとか思ってたけど,良く調べたら,プランの種類によってデータ量当たりの価格が違うから,単純に下限を突破したら損,と言い切る事は出来ないみたいです.

そうすると,ダブル定額,ライト,(今回の)スーパーライトの3種類の料金プランの関係が知りたくなったので,それぞれの定額の範囲,それを突破した後のパケット通信料の上がり方をグラフにまとめてみました.以下の図になります.



横軸がデータ量,縦軸が料金です.単位は公式に使われてるパケットは(不快なので)KBに直しています.SL=スーパーライト,L=ライトの略です.「通常」と言うのはプラン無し,なおかつ,自分基準で無料通信料1000円分を加えて比較してみました.任意の2つの線に対し,その交点がその2つのプランの損得が逆転するポイントです.今,当然の事を難しく言いました.ごめんなさい.あと,3種の定額プランの上限は全て4410円です.メールじゃなくてWebサイトを見た時は上限額が変わるらしいけど,そこは省略で.

自分的に面白かったのが,左下の辺りに3つの線の交点がある事です.要するに1.2MB未満なら定額プランは無し,それを超えたら定額ライトが良い事になり,「今回の新プランは如何なる時でも損をする」と言う,とても残念な結果が見出せます.

まぁ当然,プラン無しのところは人によって違うので,万人が損をすると言う事にはなりません.でも仮に無料通信料を0にしても,スーパーライトが得になるのは0.2MB〜1.2MBの範囲で,得する幅も僅かなものなので,勧められる人は殆ど居ないような気がします.「普段は全く携帯電話を使わないけど,稀に10MBとか通信してしまう事がある」みたいな人なら,390円は保険料みたいに考えて入っておくのもアリかもしれません.「稀に10MB」って何だよ,って気がするけど.